メモ工房のBlog

メモ帳オリジナル、メモ帳印刷、ブロックメモは大日三協【メモ工房】のスタッフブログです。

贈答品の掛け紙やお祝いのお金を入れるご祝儀袋の右上にある細長い菱型の飾りを「熨斗」といいます。

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「のし」とは、もともとは鮑(アワビ)を薄くのして干したもの。贈答用の包装紙の上から右上の位置に貼り神仏にお供えするというものでした。その起源は2000年以上も前に遡るともいわれ、鎌倉時代の「吾妻鏡」などの歴史書にも熨斗あわびは登場。すでに慶事には欠かせない縁起物として認識されていたことが分かります。
また、祝儀袋・不祝儀袋などの包を結ぶ「飾り紐」のことを「水引」といいます。
お祝い事などの慶事全般で使用される水引は紅白が結納や結婚祝い、金銀が長寿祝いなど一生に一度しかないお祝い事に使われます。

一方、仏事全般の弔時には黒白が使用されます。
この「熨斗」と「水引」を印刷した紙や袋を「のし紙」「のし袋」といいます。
現代における熨斗は「改まった気持ちで贈り物を進呈する」という思いを込めたしるしとしての意味合いで使用されています。これからの季節、年末年始にお客様へのあいさつ廻りの際にお持ちする品物に「のし紙」は付き物です。

【メモ工房】では年末年始にご使用になる商品に「のし紙」をお付けする企画もご用意しております。お気軽にお問い合わせください。

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入稿の際にお客様との間でよく聞くやり取りに

「メモ帳は上質紙なので印刷の色が沈んで見えますよ。」

「メモ帳本文にカラー印刷をするとご希望の発色とは異なります。」

などなど…。

 

印刷物の御発注をご経験された方であれば「そんなことは知ってる!」とお𠮟りを受けそうですが、意外とご存じでない方も多いと思います。

 

大きな違いはコート紙は塗工紙とも言われています。

その名のとおり表面を薬剤で塗工(コーティング)していて手触りもツルツルです。

塗工することで印刷した際の発色が良くカラー印刷には多く使用されています。

塗工紙のデメリットはボールペンや鉛筆などの筆記性が悪く押印などにも向いておりません。

 

その為、弊社のメモ帳やノートでは塗工紙を本文に使用することはほとんど無く、主に表紙などに使用されています。

 

対して上質紙は薬剤などのコーティングをしていない非塗工紙のため、ボールペンや鉛筆などの筆記性や押印に優れているのが特徴です。

ですが印刷の際は塗工されていない分、印刷色の再現性が悪く印刷の乾きも遅いのがデメリットです。

メモ帳やノートの筆記性が悪くては商品になりません。弊社ではメモ帳面にカラー印刷があっても上質紙を使用しております。

その為冒頭のようなやり取りがあるわけです。

 

上質紙の色の再現性のヒントになり得る一つは色チップ(色見本帳)です。

皆様が目にされる色チップはほとんどがコート紙に印刷されているものですが、

実は上質系の紙に印刷した見本帳もございます。

同じ色で印刷した時の塗工紙と非塗工紙の違いがお分かりになると思います。

カラー印刷の場合は…。

私ども営業担当者にご相談いただき過去の商品サンプルなどをご確認いただくのが良いかもしれません。

 

紙のことだけでなくてもお気軽に弊社担当者にお尋ねください!

http://dainichi-p.co.jp/

 

メモ帳・ふせん作成でご要望をいただくのが、

本文(メモやふせんの中身)11枚の背景に

ロゴやキャラクターを

うっすらと入れたい(印刷したい)という内容です。

 

印刷会社の方、ノベルティでメモ帳・ふせんなど

作成に慣れている方ならちょちょいのちょいで完成のはずです(死語?)

でも経験したことがないと、

なかなかバランスが分からないはずです。

 

私の感覚では、印刷色にもよりますが、

本当にうっすらで良いのなら、

1015%程度のアミ(濃度)にするのがお勧めです。

ある程度、ロゴを押し出したいなら2025%程度、

ロゴがはっきり濃い方が良いなら3035%程度でしょうか。

(個人的には1015%位がメモとして書きやすいので好みです。)

 

尚、ロゴ印刷の度合いをしっかり確認なさりたい場合、

実際の紙に印刷して色校正をご提出して

ご覧いただくのがお勧めです!

%の濃度を2パターン程ご入稿いただき、

ご確認いただく事も承れます。

(パターン出しは「メモ」のみです。フセンは不可。)

 

もしデータ作成の方法自体が分からなければ、

弊社で承ることも出来ます!

お気軽にご相談ください。

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